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SEIANOTE

成安で何が学べる?
どんな楽しいことがある?
在学生の制作活動から卒業後の活動までを綴る
「SEIANOTE(セイアンノート)」です

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今見ておきたい 関西名建築3選

CULTURE NOTE

今見ておきたい
関西名建築3選

建築はデザインとアート、工学と芸術の両方の側面を持ちます。優れた機能性や形態だけではなく、美しい造形や身を置くだけで感動できる空間が備わっている「名建築」は、建物を使う人やその建物がある地域の人々を幸せにする力を持っています。「名建築」は人それぞれで、お寺や教会、美術館、生まれ育った家など。そんな「名建築」との出会いはみなさんの人生を豊かにしてくれるでしょう。

< 推薦者 >

三宅正浩さん

空間デザイン領域 准教授/建築家

大阪市立大学工学部卒業。建築設計事務所「y+M design office」共同代表であり、島根県邑智郡邑南町にある学びと地域交流を目的としたコミュニティサロン「エキノマエ」共同代表。住宅から公共空間まで幅広く建築設計し、国内外で多数受賞している。また農業やまちづくりなど活動範囲は多岐にわたる。


「地域交流拠点施設ー箸蔵とことん」(2019)Photo:笹倉洋平



設計:大谷幸夫
国立京都国際会館
(京都府京都市)

台形・逆台形の空間の組み合わせで構成され、日本の伝統様式をモチーフとした建築は、60年代当時の未来に向けられた期待や情熱を感じることができ、気品とアイデンティティーを兼ね備えた国際会議場です。内部は当時の内容や家具が保存されており、事前申し込みにより、見学することもできます。

国立京都国際会館

京都市左京区岩倉大鷺町422
※毎月設定される見学日に事前予約すれば見学可能。詳細はwebサイトにて。
https://www.icckyoto.or.jp


設計:フランク・ロイド・ライト
ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)
(兵庫県芦屋市)

近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト設計のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)です。芦屋市の小高い丘の上に階段状に建てられ、幾何学的な彫刻を施された大谷石や、マホガニーの複雑な木組み装飾、植物モチーフの飾り銅板など、自然と調和するライトの建築思想が随所に感じられ、関西で唯一、ライトの建築を体験することができます。

ヨドコウ迎賓館

兵庫県芦屋市山手町3-10
TEL:0797-38-1720
開館日:水曜、土曜、日曜、祝日
開館時間:10:00〜16:00(入館は15:30まで)
入館料:大人500円、小・中・高校生200円
https://www.yodoko-geihinkan.jp


設計:安藤忠雄
司馬遼太郎記念館
(大阪府東大阪市)

日本を代表する建築家・安藤忠雄氏による設計。小説家・司馬遼太郎の記念館で、蔵書に囲まれた暗闇の中でステンドガラスを通して微かな光が入り込む空間をつくりだし、司馬文学の精神世界が表現されています。司馬遼太郎の世界観を安藤建築を通して堪能することができる空間です。

司馬遼太郎記念館

大阪府東大阪市下小阪3-11-18
TEL:06-6726-3860
開館時間:10:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)
入館料:大人500円、高・中学生300円
https://www.shibazaidan.or.jp/